三重県伊勢市にある伊勢神宮外宮は日本人の心のふるさとであり、最も神聖な神社として、また日本の魂として崇められています。伊勢神宮外宮は大小125の神社で構成されており、その歴史は3世紀前に遡ります。その壮麗で神秘的な姿を見ようと世界中から800万人以上の旅行者が集まります。
外宮の特徴は、内宮とともに20年ごとに再建されること。これは、「生命は循環する」と考える神道の信仰に根ざした慣習です。遷宮の際には特別な儀式が行われ、神主を新しい場所に移します。建て替えの際に出る古い社殿の木材は、周辺の建物や日本各地の神社の建築、修繕の際に再利用されています。