【広島県竹原町並み保存地区】江戸時代のような趣ある町で体験できること
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広島県竹原市は、「竹原町並み保存地区」として、江戸時代からの伝統的な家屋や街並みが残されています。レトロな景観を眺めるだけでなく、お酒を飲んだり買い物をしたり、自分もそこの生活に「参加」できるのが魅力です。
タイムスリップしたような伝統ある町で、試飲体験はいかが?
竹原の町並み(写真提供:広島県)
平安時代より、京都にある下鴨神社の荘園として栄えたことから、竹原市は「安芸の小京都」とも呼ばれています。また、江戸時代には製塩や酒造で栄えた町としても有名。現在では竹原市の中心に、江戸時代の建物を使用した酒造交流館があり、純米酒の試飲や買い物を楽しむことができます。
歴史ある酒造が並ぶ中で、保存地区に入ってすぐのところには、「日本のウイスキーの父」と言われる竹鶴政孝(たけつるまさたか)の生家「竹鶴酒造」が。今でも、伝統ある日本酒を守り続けています。
電柱や電線がない!ロケ地としても使用される竹原地区
建物ひとつひとつのデザインが素敵(写真提供:広島県)
竹原地区で特徴的なのが、竹原格子。建物の格子のデザインがそれぞれ、切り絵のような羽目板や紋様付きの横格子など美しい景観を作り出しています。中でには、ハート形のデザインもあるとのこと。
また、多くのドラマやアニメ、映画の舞台にもなっていることでも知られています。竹原の町を一望できる人気観光スポットである西方寺・普明閣の山門へ続く石の参道も、ロケ地としてよく使われているそうですよ。
美しい景観に欠かせない「竹」
"竹の町"でもある竹原(写真提供:広島県)
竹原市は竹林が多いことから竹の町という顔も持っています。軒先には一輪挿しや風車といった竹細工が飾られています。町全体が貴重な文化遺産であるとともに、現在でも多くの人が暮らしており、住人の心遣いが伺えます。
この町ならではの体験として、竹細工に挑戦してみるのもおすすめ。「まちなみ竹工房」では、職人さんから教えてもらいながら、竹かごや竹とんぼなどを40分~1時間程度で作ることができます。予約なしで体験できるのでぜひ気軽に立ち寄ってみては。
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