日本美術シリーズ2:鈴木松年「御伽噺図」
2020/09/07
2020/09/08
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「御伽噺図」について
十二幅対 紙本 着色(119cm×31cm/191cm×43cm)
豪快で迫力ある画風と激しい気性から曾我蕭白になぞらえて「今蕭白」の名を恣にした鈴木松年。本作は桃太郎や竹取物語などのお伽噺の印象的な一場面を、それぞれ大胆に描いています。そして、その勢いのある力強い筆運びは、観るものを物語の世界に引き込んでゆきます。個性溢れる人物や動物は表情豊かで、奇想に富んだ遊び心とユーモアが感じられる、数々の逸話を残した松年らしい放胆な作品と言えます。
作家:鈴木松年
(1848~1918)明治ー大正の日本画家。京都生。本名は百太郎、名は賢、字は百僊。父は鈴木派の祖・鈴木百年。父の指導を受け京都府画学校に出仕し、幸野楳嶺の後任となる。第一回内国絵画共進会で褒状、パリ万博で銅賞など、国内外の絵画共進会や博覧会で活躍。明治前期の京都画壇にて重きをなす。
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