【瑠璃光寺】西の京・山口でマストな観光スポット
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国宝である瑠璃光寺 五重塔は、山口県のアイコンとなっていると同時にマストで訪れるべき観光地となっています。瑠璃光寺がある香山公園には、五重塔を深く知れる瑠璃光寺資料館や明治維新の立役者たちが密議をしていたという茶室も覗けます。
五重塔:奇数は縁起がいい数字?
瑠璃光寺 五重塔
瑠璃光寺は国宝である五重塔がシンボルとなっている寺院です。五重塔は、インドの丸い形をしたストゥーパ(卒塔婆)が起源となっています。建築様式は東アジアでさらに発展し、ネパール、ミャンマー、インド、スリランカ、韓国、中国、そして日本へと伝わりました。仏教が中国に伝わった際に高層化され、丸い形から五重塔へと発展していったとされています。
日本の層塔の多くは仏教寺院や神社にあります。木造塔のものから、石、瓦など建材はいくつかあり、近代以降は鉄筋コンクリートで作られた塔もあります。他にも三重塔、七重塔など合わせて5種類の層塔がありますが、すべて奇数です。これは、奇数が演技のいいものだと考えられていたからだと言われています。
元々はお釈迦様の遺骨を奉安するための場所でしたが、現在は寺院の宝物(古代仏典など)が保存されています。
夜にはライトアップも
幻想的なライトアップ
日本には特に注目すべき五重塔が3つあります。奈良の法隆寺、京都の醍醐寺、そして山口県の瑠璃光寺は日本三大名塔と呼ばれています。瑠璃光寺は1422年に完成し、同年に国宝に指定されました。日本に現存する屋外の五重塔の中では10番目に古く、室町時代の建物としては最も立派なものと言われています。
瑠璃光寺では、毎晩日没から22時の間にライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。ライトアップされた塔が池に映り、昼間と夜で雰囲気の違う塔を味わうことができますよ。境内は木々に囲まれているため、桜や紅葉シーズンに行くのもおすすめです。
瑠璃光寺資料館で五重塔マスターになれる
瑠璃光寺は、日本の歴史公園100選に選ばれてる「香山公園(こうざんこうえん)」の中に位置しています。境内には五重塔のほかにも本堂、鐘楼、お地蔵様、そして資料館など多くの建物があります。資料館では、15分の1サイズの五重塔や日本全国の五重塔の模型55基の展示、また、パネルによる全国の五重塔の紹介などを見ることができます。
歴史のある公園「香山公園」
香山公園内には、歴史がいたるところに散りばめられています。幕末の藩主であった毛利家の墓所でもあり、お墓へと続く道には「うぐいす張りの石畳」があります。強く足踏みをしたり、手を叩いたりすると反響してきれいな音が聞こえます。そのほか、「枕流亭(ちんりゅうてい)」と呼ばれる茶室を覗くこともできます。明治維新の立役者である長州藩の木戸孝允、広沢真臣、品川弥二郎、伊藤博文などが、ここ枕流亭で倒幕のための密議をしたと言われています。枕流亭の1階は明治革命に関わった人々や明治を牽引した人々のパネル展示があり、当時の様子を知ることができます。2階の円窓から眺める瑠璃光寺は風情たっぷりですよ。
Rurikoji Temple is a Buddhist temple best known for its five-storied pagoda. Having been complete...
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