東京で一度は行きたい神社「明治神宮」のすべて
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明治神宮は東京の中心地である原宿駅から歩いてすぐ、代々木公園に隣接した所にあり、心安らぐ憩いの場となっています。この記事では、明治神宮の歴史や神社を訪れる際の注意点などをご紹介します。
明治神宮の歴史
明治神宮は、日本で最も有名な神社の1つです。神道は日本古来から続く民族宗教で、山や川などの自然の神、商売や学問の神、恋愛の神など、たくさんの神を信仰します。経典や具体的な教えなどはなく、自然に基づいたアニミズム的な宗教です。
明治神宮は1920年に創建され、明治天皇と昭憲皇太后の御霊が祀られています(実際のお墓は京都にあります)。神社は、天皇陛下が亡くなられた8年後(明治時代の終わり)と皇后陛下が亡くなられた6年後に完成しました。広さは70万平方メートルを誇る、日本最大級の神社です。
第122代天皇である明治天皇は近代日本の初代天皇です。1867年2月3日から1912年7月30日に亡くなるまで、日本を封建的な鎖国から資本主義、工業化された世界の大国へと劇的に変化させました。これは明治維新として知られ、今日の日本の近代化に貢献しています。
1920年に建てられた明治神宮は、第二次世界大戦中に東京大空襲で破壊されましたが、1958年に市民の寄付によって再建されました。明治神宮を囲む公園には、「永遠の杜」を願って、有志の手により全国から集められ献木された10万本以上の樹木が植えられています。
施設紹介
明治神宮(© TCVB)
鳥居
明治神宮の入り口には、高さ約12mの鳥居が2つあり、この鳥居から先は神聖な場所に入ることを意味します。
宝物殿
宝物館は本殿の北側にあり、天皇・皇后両陛下がお持ちだった様々な調度品を展示している資料館です。明治神宮完成から1年後に開館したもので、各部に和洋折衷の折り混ざられた日本初の鉄筋コンクリート建築のこの建物は、国の重要文化財に指定されています。また、宝物殿 別館では臨時展示も行われています(入館料500円)。
御苑
神社の中でも最も美しいとされるのが、本殿が創建されるずっと前から存在していた御苑です。明治天皇が奥様のために設計したと言われています。また、奥の院には花菖蒲園があり、6月下旬には150種1,500株の花菖蒲が満開となります。(入園料500円)。
庭園の開園時間は公式サイトで確認してからお出かけください。
明治記念館
明治記念館は、19世紀後半に明治憲法草案審議の御前会議が開かれた場所です。現在はレストランやフォトテラスなどを備えた神前結婚式の式場として利用されています。運が良ければ、日本の伝統的な結婚式の行列を見ることができるかもしれません。ただし、結婚する2人の特別な日ですので、新郎新婦には敬意を払いましょう!
祭りと初詣
明治神宮(© TCVB)
明治神宮は初詣の場所としてもとても人気で、新年には300万人以上の参拝客が訪れます。
年2回開催される代表的な大祭として、5月2日~3日の春の大祭、明治天皇の誕生日で祝日である11月3日には秋祭り(11月1日~3日)が開催されます。
他にもお祭りやイベントが年間を通してたくさんありますので、公式サイトをチェックして、興味のあるお祭りを見つけてみては。
神社の参拝方法
参拝方法(© TCVB)
神社に参拝する際には敬意を払うことが大切です。鳥居をくぐって出入りする際には、一礼をしましょう。鳥居をくぐると、参道が見えてきます。参道の真ん中は神様が歩く道とされているので、中央を歩かないように注意してください。手水舎では、右手で木の柄杓を取り、左手をすすいでから、左手に柄杓を持ち直して、右手をすすいでください。そして、左手に水を注いで口をすすぎます。柄杓に直接口をつけたり、水を飲むことはマナー違反となるのでご注意ください。口が触れた左手に水をかけ、最後に柄杓の持ち手をすすいできれいにしてから台に戻します。
お賽銭を入れるときは賽銭箱に静かにお金を入れ、二礼二拍手一礼(二度お辞儀をして、二度手を叩き、願い事をしてから、もう一度お辞儀)をします。
明治神宮で心穏やかな1日を
明治神宮(© TCVB)
明治神宮は、東京都心のど真ん中にあるのもも、喧騒から逃れてさわやかな自然の中をのんびりと散策できる心の拠り所です。たまには、忙しい日常を忘れる日を作ってみては?
明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社です。初詣で訪れる参拝者は毎年日本一を誇ることでも有名。恋愛成就、合格祈願、家内安全、社運隆昌など様々なご利益に与れると言われています。面積は70...
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