【新潟 錦鯉の里】1匹2億!?「泳ぐ宝石」錦鯉を鑑賞する
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錦鯉は、200年以上前から飼育されていた国魚です。新潟小千谷市にある「錦鯉の里」では、日本庭園風の園内で優雅に泳ぐ鯉の姿を観ることができます。鑑賞するだけでなく、餌をあげたり、お気に入りの鯉を飼ったりと、ここ「錦鯉の里」での楽しみ方をご紹介します!
元々は食用だった?錦鯉の起源
その昔、今から約200年ほど前、鯉は食用として飼われていましたが、その中に色や模様の違うものが出てきました。このような鯉を何代も交配していくうちに緋鯉が出現し、そこから多種多様な美しい鯉が生まれていきます。
最上級に讃えた「錦鯉」の名前の由来
現在では様々な品種に分かれている錦鯉
200年前に誕生した当初は「色鯉」「花鯉」「模様鯉」「変わり鯉」などと呼ばれていました。ある時、竹沢村(後の山古志村)で行われた品評会で、新潟県庁水産主任官であった阿部圭が、鯉のあまりの美しさに「ニシキゴイだ!」と驚いたのが、「錦鯉」と呼ばれるきっかけになったとされています。
「錦」とは、金を交ぜて織り込まれた絹織物のこと。美しく上品なものを「錦~」と言うことがありますよね。当時彼が見た鯉はまさに、絹織物のように見えたのだと思われます。
そして、今では「錦鯉」は日本だけではなく世界的に「Nishikigoi」という名前で知られています。
錦鯉に秘められたポテンシャル
中には高額の鯉も
その価値の高さから、錦鯉ファンの間では趣味で自宅で錦鯉を育てる人も増えています。そして、1950年代からは世界に輸出されるようにもなりました。
近年では、日本国内のみならず世界各国のコレクターや愛好家からも注目を集めています。高いものだと、何と1匹2億300万円という値がついたオークションも!?トップブリーダーたちは、競争の激しいコンテストに錦鯉を連れて参加しています。
現在、日本全国で養殖されている鯉は、細かく分類するとなんと100種類以上もの品種があるそう。色、模様のパターン、体系を見て識別します。そして、べっ甲、葡萄衣、五色、光り写り、など美しい品種の名前がつけられています。
新潟県「錦鯉の里」でできること
錦鯉発祥の地 新潟県にある「錦鯉の里」
「錦鯉の里」は、錦鯉発祥の地 新潟県にある、たくさんの錦鯉を間近で見られる展示施設です。国内外問わず、1人でも多くの「鯉好き」に日本の国魚を身近に感じてもらいたいということから小千谷市産業開発センターにより建設されました。品評会が開催されたり、滝や橋などが配置した池、錦鯉に関する資料展示室などがあります。観賞用の池では、優雅に泳ぐ錦鯉に餌を与えることもできますよ。
お気に入りの鯉を見つけて飼ってみよう
錦鯉は春から秋にかけては土の池で養殖されるため、産地ではその姿を間近で見ることができませんが、「錦鯉の里」が開設されてからは、年間を通して清流で泳ぐ姿を見られるようになりました。
また、観光客の方でも、錦鯉を飼うことができる「飼い主制度」もあります。購入した鯉は小千谷市産業開発センターで無料で管理してもらえるそうですよ。現在、庭園の池には約100匹のオーナー鯉が泳いでいるとのこと。
尚、錦鯉の販売価格(税込)は、大きさによって以下のように分かれています。
- 50,000円 体長50cm前後
- 30,000円 体長40cm前後
ご自身で自宅で育ててみたい、という方には、飼育のコツもお伝えしているのでぜひチェックしてみてください!
泳ぐ宝石錦鯉発祥の地と言われている、新潟県小千谷市。錦鯉の里は、錦鯉にまつわるこれまでの歴史を紹介するほか、実際に錦鯉を見ることができる世界で唯一の展示施設です。「錦鯉」は、からだに色や斑紋があ...
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