摩周湖は、アイヌ語で「カムイトー」。神の湖と呼ばれる、神秘の場所です。展望台に立つと、吸い込まれそうなほどの深い青色の湖水が広がり、雲の動きによって刻々とその表情を変えていきます。人々を寄せつけぬ美しい湖の神秘は、悠久の時を経て今なお多くの人を惹きつけてやみません。摩周湖周辺は、自然を保護するために国立公園の中でも特別保護地区となっています。環境保全のために立ち入りが制限されている「摩周湖」を楽しむなら、やはり展望台がおすすめ。摩周湖には3つ展望台があり、最もポピュラーなものは、「摩周第一展望台」（有料）。ここにはレストハウスがあり、お土産選びも楽しむことができます。また、中島を中心に見られる「摩周第三展望台」、さらに摩周湖の裏側にある隠れた名スポット「裏摩周展望台」と、3つの展望台からは、それぞれ異なる摩周湖の表情が見ることができます。時間があれば、ぜひ３つの展望台を巡ってみてはいかがでしょうか？「摩周第一展望台」と「摩周第三展望台」は車でもアクセスできますが、両方の展望スポットをつなぐ散策路を歩いてみてください。歩くたびに刻々と変わる摩周湖の表情、また屈斜路（くっしゃろ）や標茶（しべちゃ）方面から吹く風を感じながらの散策はとても心地よく感じられます。摩周湖の魅力に深く触れるなら、散策路からの展望がおすすめです。