景色が最高なハイキング3選!日本観光地100選「昇仙峡」も
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日本には数え切れないほどのハイキングコースがあります。東京近郊では、富士山、高尾山、昇仙峡などが中でも人気のコースです。今回はその3つのコースと、「全国観光地100選」にも選ばれている、見どころ満載の「昇仙峡」にクローズアップしてご紹介します。
1. 富士山
写真提供:静岡県観光協会
東京から2時間ほどでアクセスできる標高3776mの富士山は、言わずと知れた日本で最も高い山です。「一度も登らぬ馬鹿に、二度登る馬鹿」という富士山にまつわる古いことわざがあります。これは「日本一高い山に一度も登らないなんて馬鹿げたことだ。しかし、登るのはとても大変なので、二度登るのも馬鹿げたことだ」ということを意味しています。富士登山は苦しい面もありますが、山頂からの眺めは息をのむような美しさです。一緒に一度の体験として、ぜひ登ってみてはいかがでしょうか。登山ルートは7月1日から秋口までオープンしており、4種類のルートが用意されています。所要日数は全体で1日から2日程度です。
高山病にならないよう、ゆっくりと歩いて登っていくことがポイントです。また、真夏の開山とはいえ、山頂は冷えるので、防寒具を忘れずに持っていきましょう。登山道に入る前にお土産屋さんで木の杖を買うこともできます。山で売られているものは何でも高価なので、水と軽食を持っていくと便利です。噴火警報や交通情報など、詳細は富士山の公式サイトをご覧ください。
2. 高尾山
写真提供:(公財)東京観光財団
東京からわずか1時間のところに標高599mの高尾山があります。登山道には、子供やお年寄りがたくさんいます。天気が良ければ、山頂から富士山を眺めることができます。年中無休で、1時間半ほどで山頂に到着します。気温の変化はあまりありませんが、念のために一枚羽織るものがあると安心です。天気の良い日は混雑するので、できれば平日に訪れるのがおすすめです。
3. 昇仙峡
写真提供:やまなし観光推進機構
東京からわずか1時間半の距離にある昇仙峡(しょうせんきょう)。全国観光地100選にも選ばれており、その風光明媚な景観は長年にわたり多くの人を感動させてきました。峡谷の間を流れる清流、巨岩や洞窟、長い滝などが有名です。都会からのアクセスの良さと見どころがたくさんあるので、ここから詳しく昇仙峡の魅力についてご紹介します!
昇仙峡の美しいハイキングコース
写真提供:やまなし観光推進機構
山梨県甲府市の荒川沿いに位置する昇仙峡は、4県にまたがる「秩父多摩甲斐国立公園」の一部です。
春から冬まで四季折々の美しさがありますが、秋は格別です。渓流には紅葉がやさしく浮かび、巨大な岩を引き立たせるように色付く紅葉や、川に映る紅葉のコントラストが、渓谷をさらに美しい世界へと変えてくれます。
昇仙峡遊歩道の散策も人気です。約4kmほどの距離で所要時間1時間〜1時間半と気軽に歩けるので、年齢を問わず多くの人が散歩を楽しんでいます。峡谷は、切り立った岩肌の間を流れる滝や、オットセイ岩・大佛岩などユニークな名前がついた奇石、絵のように美しい山々で構成されています。富士川水系の荒川上流にある仙娥滝(せんがたき)は30mの高さがあり、花崗岩の岩肌を削りながらダイナミックに落ちていきます。滝のそばには売店やレストランがあり、ランチやコーヒーをいただいたり、お土産を買うことができますよ。登山道は豊かな自然の中にありますが、甲府駅からのアクセスも良く便利です。(車で約30分)
仙娥滝から徒歩10分ほどのところには、昇仙峡ロープウェイがあり、パノラマビューの絶景を堪能できる展望台に行くことができます。ロープウェイは全長約1.5kmで、20分間隔で運行しています。ロープウェイからは、富士山や秩父多摩の山々を眺めることができます。
しっかり準備をしよう
安全に快適にハイキングをするために、歩きやすくて耐久性のあるスニーカーを履いていきましょう。また、山は夏でも寒くなることが多いので、薄手のジャケットを持っていくこともおすすめです。難易度に合わせて、よりチャレンジングなコースへ行く場合は万全な準備をして臨んでください。
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