静岡 西伊豆・堂ヶ島の神秘「青の洞窟」
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静岡県西伊豆には、透き通った青い海や、洞窟、島々などバラエティに富んだ神秘的な風景が広がっています。中でも人気なのが、遊覧船で青の洞窟の中に入ると見える「天窓洞」。天窓洞からの光に吸い込まれていくような、神秘的な感動を味わえます。その後、島の周辺の遊歩道を散策するのも、景色の楽しみ方のひとつです。
西伊豆にある神秘的な空間「青の洞窟」
西伊豆の「青の洞窟」
「青の洞窟」という言葉を聞いたことがありますか?この言葉は、太陽の光が海底に反射して、海の青さが強調された光景を表しています。イタリアの「青の洞窟」に代表されるように、この現象は世界でも至る所で見られるものです。西伊豆は海岸沿いに位置し、常に強い波が打ち付けているため侵食されてできた洞窟がたくさんあります。それが美しい景観を作り出し、世界中の人々を魅了しています。東京駅からだと新幹線で1時間半ほどとアクセスも良好です。
洞窟へは遊覧船やクルーズで近づくことができます。いくつかのルートから選ぶことができますが、いずれも洞窟内とその周辺を回ります。それぞれ、天候や時間帯によって見どころが異なります。
クルージング会社「堂ヶ島マリン」では、3つのクルージングと遊覧船を用意しています。基本コースの「洞窟探検」は、10~15分間隔で運行されています。お手軽に楽しめるコースは、天気の良い日には西伊豆の海から富士山を眺めることができる、約25分の「堂ヶ島クルーズ」。もっと時間をかけて景色を楽しみたい方には、西伊豆の海岸線を約50分かけて走る「千貫門クルーズ」がおすすめです。
注目すべきは「天窓洞」
天窓洞
いずれのクルーズでも、堂ヶ島という島で「天窓洞(てんそうどう)」を見ることができます。「窓から差し込む天窓の洞窟」とされる天窓洞。静岡県の天然記念物に指定されています。洞窟の中央には天井が丸く開いていて、海まで太陽の光が差し込む様子が美しく、この光景から「青の洞窟」と呼ばれています。季節や時間、天候によって水の色が変わるので、何度訪れてもその景色に魅了されます。クルーズの運行状況はその日の天候に左右されるので、事前に最新の運行スケジュールを確認しておきましょう。
陸から見た天窓洞
クルーズの後は、島沿いの遊歩道を散策するのも堂ヶ島を楽しむおすすめの方法です。何と言っても陸と海の異なる角度から天窓洞を見られるところが魅力です。階段を上っていくと、天窓洞を地上から見られるポイントに着きます。こちらからは、自分たちが乗っていた船が走っていく姿を見ることができますよ。徒歩の場合は自分のペースで進めるので、至る所で写真を撮るチャンスもあります。
「海の道」で三四郎島へ歩いて渡ろう!
トンボロ現象で歩いて三四郎島へ!
また、干潮時の潮位30cm以下になると「トンボロ現象」を見ることができます。これは、堂ヶ島の沖合に浮かぶ三四郎島との間に現れる、幅約30cmの「海の道」のこと。
トンボロ現象でできた「潮だまり」には、エビやナマコ、うみうしなど、たくさんの海の生き物がいます!足を怪我しないよう、スポーツサンダルやマリンシューズなどを履いて観察してみましょう。
満潮時には完全に海水で覆われてしまいます。ちょうどトンボロ現象が起こるタイミングに出会ったら、ぜひ歩いて三四郎島へ渡ってみてください。
※海の道が現れるのは約2〜3時間の間なので、道が細くなってきたらすぐに引き返しましょう。
クルージングで注意したいこと
アウトドアのアクティビティは天候に左右されることが多く、特にクルージングは風が強すぎたり、雨が降ったりすると延期になることがあります。
日照時間が最も短い冬の間に訪れると、クルーズ船で夕日を見ることができるかもしれませんが、この時期も同様に天候によって見られない可能性もあるので、事前に天気予報をチェックしていきましょう。
クルーズの場合は屋根がないことも多く、風に吹き付けられて寒くなるので、羽織れるものが持っていくことがおすすめ。また、堂ヶ島の道は段差が多いので、歩きやすい靴を履きましょう。明るい日差しや海からの日差しを防ぐために、帽子やサングラスもあると安心です。
注意したいのは、クルーズ船にはトイレがないので、事前にトイレを済ませること。
最後に、港の近くにはレストランもあるので、クルーズ後にお腹が空いていても安心です。レストラン「Windy」では、シーフードがメインですが、肉料理や麺類などの食事も用意されています。堂ヶ島の美しい青い海を眺めながら食事を楽しむことができますよ。
The Tensodo cave, also known as the blue cave, is a designated historical monument in Shizuoka Pr...
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